Fiore - 澤野弘之
花つばむ 風のしらべに
行くあてなく 空を舞う
いつしかは 消えゆく時を
運命としるす 今を
泣きなさいよと 月光り
白き海が鳥を呼ぶ
何処からか 知らざる声が この手のひらに
雨香る 草の宴に
遥か遠き日 目に映る
いつかまた この地の上に
心咲かせていたい
忘れないでと土たちが
強くこの根抱きしめる
空の涙 光託して この手のひらに
与えられた蒼き命は
生きるものそれぞれ色違う
望むゆえに失う幸は 時経て星になる
泣き止まず散る 花びらが
蒼き風の鳥となる
時の雫 この終わり告げ 今海になる
忘れないでと土たちが
強くこの根抱きしめる
空の涙 光託して この手のひろに
与えられた蒼き命は
生きるものそれぞれ色違う
望むゆえに失う幸は 時経て星になる
泣き止まず散る 花びらが