Delusion Girl - 灯油
词:Touyu 曲:Touyu
日々を淡々と生きてきた
人に言えないような
嘘もついてきた
仮面に化粧をして笑うよ
生きる為に今日も自分を殺すんだ
機械声が鳴り響くホーム
我先に並ぶ人の波にのまれ
白線の外側へ小さな女の子が
落ちていった
目にも留まらぬ速さで走る
午前8時迎えて荒ぶる
地下鉄日比谷線
飛び出し注意振り払って
白線を超えた
たかが他人の命を
この手で救うために
自らの命すら顧みないヒーロー
そんな妄想も
ラッシュアワーにかき消えて行く
毎日ミルクをあげていた
猫が車に轢かれ死んでいた
別に悲しくなんてなかった
だけど涙が溢れそうになる
所詮こんなものただの偽善だ
この亡骸と僕は
一体何が違うのだろう
見て見ぬフリをして
ずっと生きてきた
助けを請う友達や猫
家族や恋人でも
仕方ないよそれが
世の中なんだって
全て諦めてきたんだ
でももう
機械声が鳴り響くホーム
我先に並ぶ人の波にのまれて
白線の外側へ小さな少女が
落ちていった
これは現実だ妄想じゃない
午前8時迎えて荒ぶる
地下鉄日比谷線
飛び出し注意振り払って
白線を超えた
たかが他人の命を
この手で救うために
自らの命すら顧みないヒーロー
宙に浮いた瞳で少女が
笑う顔を見る
そんな現実も
ラッシュアワーにかき消えて行く