2つの願い - 槇原敬之
今朝からずっと雨音の
隙間に耳を澄ましてる
テレビドラマの電話と
間違えないように
内緒で二人五泊六日
国際線の窓でみた
雲をたたえて落ちる
夕焼けが恋しい
誰かのうわさを聞いた
君を少し疑った
そんな自分をもっともっと
疑いたくなる
Oh 雨がやみますように
電話が来ますように
二つの願いは必ず
一つしか叶わない
僕の笑顔のもとは
何も君だけじゃない
新聞でロードショー探す
でもまだ迷ってる
映画館を出たらすぐ
タクシーを捕まえよう
自分のために何か
思うのは久しぶり
フロントガラス雨粒を
赤信号がルビーに変える
きっと僕があげたくて
君がほしかったもの
誰かにはくだらない
ものでも両手に抱えて
大事にしてれば いつか
何か教えてくれる
Oh 雨がやみますように
そう 君がやったように
二つの願いの一つは
この僕が選ばなきゃ
さよならと言われるより
言う方がきっとつらい
優しさを手に入れるときは
胸が少しだけ痛い
雨がやみますように
電話が来ますように
二つの願いは必ず
一つしか叶わない
僕の笑顔のもとは
何も君だけじゃない
着替えをしてドアを開けたら
雲間に日がさしてた