君の名前を呼んだ後に - 槇原敬之
寂れた駅の看板は
初めて見る名前が書いてある
紙コップのコーヒーは
全くどこで飲んでもこんなにまずいんだろう
大切なものは遠くにあると
勝手に決めつけて僕は今ここにいる
君は世界に一人しかいなくて
これから帰る街にいるのに
君に早く会いたいよ
どんな言葉でもかまわない
僕の名前を呼んだその後に
君が何をいうのか今すぐ聞きたい
今日も元気でいるだろうか
僕がいなくて困っていることはないかな
いないのも悪くないのかもと
思ったりしていないかな
はやく戻ってくるのを
君が楽しみにしてるって
胸を張って今想えないほど僕は
君が側にいることを当たり前に感じてた
この指先の温もりを誰かにも
わけたいと作られたのなら
紙コップのコーヒーも
悪くないと思えた
君に早く会いたいよ
早く会いたいよ 会いたいよ
君の名前を呼んだその後に
いつも側にいてくれてありがとうと言うよ