透き通る月 ~弾き語り~-柴田淳
草原に寢轉んで 空に抱かれてた
僕の顏を覗いた 君は默ってた
風に包まれて 草に隱れた僕らの影は
靜かに佇む
君の瞳を 今はちょっと見るのがこわいよ
口にしなくても聞こえてくる 別れの言葉
ねぇお願い なにか言って
なんにも言わないで
僕は寢たフリをして 君を無視してた
小さくなにか言って 君は立ち去った
草を踏む音 小さくなって
聞こえなくなるまで
ずっと目を閉じてた
君の言葉と 僕をここに置いて行かないで
淚に溶けて 空も雲も歪んでしまう
ねぇ 惡い夢見てた僕を
笑って起こして