さいわい - タグチハナ
私がもしあと少し
大人だったら
少し先をゆくあなたの
それらを埋めて
絶えない喜びと優しさを
分け合えたでしょう
宇宙のすみで
小さく光るように
誰かの鳴らす音に
遮られないように
背伸びした足下はとっくに
ゆがんでいた
足りないことばをこえる
愛を知れたの?
限りなく遠い場所へ
おいてゆけたら
現も夢のように
まばゆく輝きだすわ
あらゆる幸いをあなたに
送りたい