歌のない音にまぎれて
鼓動だけ響いてる
何回も待ち合わせした
この店も最後かな
今日と昨日の狭間で
大きく変わった未来
グラスの氷がとける頃
あなたを待つことをやめる ただ
しずかに笑ってさよならを
こんなことは はじめてじゃないから
ふたりでいるのにさみしいなんて
バカな恋 やっと終われる
そして私はただの女になる
いつかのように
「あぁ、これでよかった」
夢をみてしまう前に
ぬくもりに包まれたあと
なにも言わない二人
簡単に口にはしない
それが大人の証拠
「じゃぁね」 次の約束を
一度もしなかった理由
ちょうどいい距離を探しては
哀しいほど愛してしまうから
どんなにどんなに 思っても
私たちは背中合わせの恋
誰にも知られずひっそりとはじまって
終わる運命
祈りのようにあなたを呼ぶ声も
もう届かない
あぁ、たしかなことは
すべては過去の出来事
目隠しをはずすように光る
夜の街並み まぶしくて泣けてきた
ホントはずっと 一緒にいたかった あぁ
あなたが好きだと言っていた
よわい私 私はきらい やだ
ふたりでいるのにさみしいなんて
バカな恋 やっと終われる
そして私はただの女になる
いつかのように
「あぁ、これでよかった」
夢をみてしまう前に