あいあい傘 - 伊藤静
駅までの帰り道並んで歩く
傍にいるだけで 見慣れた景色キラキラ
君の瞳に世界はどう映ってるの?
背伸びをしてもね あと5cm届かない
突然に 降り出してきた雨
予測など できない恋 加速していく
小さな傘 握り合って 同じ空 見上げたんだ
雨音に 重ねて呟いてみる 「君が好き」
ざわめく街 遠くなって
ほら世界に ふたりぼっち
あと5分 このままでいたい…
濡れない様に傘を傾けてくれる
そんな優しさを 誰より感じていたい
私が知らない話もっと聞かせてよ
ひとつずつ君の 好きなものを好きになる
始まりを 思い出せないくらい
少しずつ その横顔 惹かれていったんです
指と指 触れそうで 君がもう 溢れそうで
どうしよう これ以上近づいたら 戻れない
ねえ気付いて この気持ちに
愛しさも 切なさも
君から 生まれてるんだよ
小さな傘 握り合って 同じ空 見上げたんだ
雨音に 重ねて呟いてみる 「君が好き」
ざわめく街 遠くなって
ほら世界に ふたりぼっち
あと5分 このままでいたい…
あと10分 このままでいたい…