葬詩 - 妖精帝國
誰にも終わりは訪れる
悲しむ事など無いと
小さな声で励ます笑顔
少しずつ少しずつ
あぁ薄れて…
もう見えなくて
天に続く虹を君は渡れるだろうか
振り返らぬまま目の前の道を
真っ直ぐに歩いてゆけ
そう僕がいなくても
ただ1人で逝くんだ
独りは怖いと呟いて
眠れぬ夜を過ごした
小さな指が虚空に彷徨う
掌に舞い落ちた
花びらが
擦り抜けてゆく
天の森の何処か日射しがそそぐ場所
一輪あると言う君の名の花が
真っ白に咲いたなら
もう僕がいなくても
ただ1人で逝ける
あぁ思い出は消えて
あぁ僕を忘れても
君は笑っている
空に架かる虹の向こうで
天に続く虹を君は渡れるだろうか
振り返らぬまま目の前の道を
真っ直ぐに歩いてゆけ
そう僕がいなくても
ただ1人で逝くんだ
もう僕がいなくても
ただ1人で逝くんだ
誰にも終わりは訪れる
悲しむ事など無いと
小さな声で励ます笑顔
消えてゆく残り香に
あぁ涙が
止まらなくて