月の雨 - 小野大輔
雨の日は庭に出て
在下雨的日子 来到庭院
さりげなく闻こえてくる弦の音身をゆだねながら
故作无事地边走边听 伴随着弦乐之音
赤蔷薇手折ろう
折下艳红的玫瑰
彼の梦が続くなら
若是他的美梦继续
冬の雪暖炉の火も
连同冬日之雪 暖炉之火
眠る息消えないように
沉眠的气息没有消失一般
その身を包もう
包围着这个躯体吧
ああ温かい时间が止まるのなら
啊 真温暖 若是时间能够停止
记忆を込め贵方だけ见つめ続けよう
刻入记忆之中 只有你 能让我持续凝视
ああその指がこの髪に触れていれば
啊 那指尖 若是能触碰这头发
蜘蛛の糸のように ただ 甘く切なく
如蜘蛛丝般 只感到无尽的幸福
月が消え深い森
月亮消失在深邃森林里
雾の城瞳の声
雾中的城 瞳孔之声
その命が下るのならば
如果生命不幸陨落
目盖を闭ざそう
就请闭上双眼
ああ穏やかな月明かり照らすなら
啊 若是柔和的月光洒耀
嘘の欠片约束の场所に隠しゆく
谎言的碎片隐藏在约定的场所
ああ契约の美しき眼差しが
啊 契约下的美丽的目光
今夜もまたこの胸を深く惑わせる
今夜 仍然深深地迷惑着这胸口
细い路地裏通る风
风蜿蜒穿过狭窄的小巷
时の嗫き残した
留下时间的低语
想い出だけを壊れぬように抱く
为了守护回忆 就紧紧簇拥着
ああ世界が朝を迎えずとも
啊 即使世界不再迎来晨曦的到来
その疵痕赦され召されるように
饶恕这个烙印吧 祈求着
ああ望むまま想いが叶うなら
啊 若是期盼着 愿望能够实现
光の雨我が身を奏で壊れゆく
如光的雨 拉奏着音乐直到此身崩坏