109(マルキュー)
傘さえ持たずに
濡れてしまえば
すれ違う人は
私をわかってはくれない
彼の部屋で缽合わせした
あの彼女はどこの誰か教えて
愛はまるで道に迷った エトランゼ
どこへ行けばいいの?
うわの空で歩いた
緩い坂を上(のぼ)って
気づいたら…109
右手に攜帯握りしめて
彼の言葉はどんな噓でも颔ける
友達はみんな「遊ば
誰にも相談できない
女の子は悲しい時
なぜここへと
愛はいつも 出口見えないラビリンス
何か信じたいの
通い慣れた店先
流行りの服眺めて
泣かせてよ…109
女の子はここへ來る度
身も心も大人になってゆくの…