ライオンとチョコレート - バルシェ&Doriko
そこは冬の海 砂漠でもあった
例えるものさえ 見つけられずいた
ひとつの言葉が僕には見えない
心が擦れ合う 音を立てて
ねえ僕のアルカロイド
泣くように笑わないで
息を殺して見ないフリをしたのはなぜ?
you give me sweet & liar
“チョコレート” 優しい嘘を飾って
「もっと近くに もっとちょうだい」
なんて欲しがるから
身勝手なマリオネット いくつかの夢幻
こんなものだと言い捨てるよりずっとラクだった
だからこそ次の季節が終わるまでに
その本心(こえ)を聞かせて
凍えた両手が タテガミを撫でた
辿りつく熱は同じはずなのに
ひとつの答えが僕には言えない
心が触れない 傍に居るのに
ねぇ僕のアルカロイド
哀しみなど知らない
楽園で眠る君の邪魔をしたのはだれ?
you give me sweet & liar
“チョコレート” いびつな嘘を許して
「もっと近くに もっとちょうだい …だって喜ぶから」
不自由なマリオネット 現まで連れ戻して
こんな馬鹿げた「芝居(ごっこ)」それでも幸せだった
だからこそ次の季節が終わるまでは
夢から醒めないで
you give me sweet & liar
“チョコレート” 優しい嘘を貪る
きっと必ず来る別れも覚悟してたのに
微睡みに消えた夢は甘い香りを残して
「どうしようもなく過ぎていった…
それだけだった」
後悔の傍に寄り添う重ねた感情(きもち)は
“愛”に似ていた