夜霧の終着駅 - 石原裕次郎
作词:梅本としお 作曲:花礼二
夜霧にむせんで
だきしめあった
肩のふるえが忘られぬ忘られぬ
このままいっしょに死にたいと
せがんだ君もいまは人妻
ああさいはての
思い出せつない終着駅よ
つめたいレールを みつめて泣いた
遠いあの日はもう来ないもう来ない
しあわせだったら いいけれど
噂がつらい君のこの頃
ああくろ髪に
もいちど告げたいいとしい言葉
ここからさきへはいけない恋さ
上りばかりの寒い町寒い町
せめての名残りに逢いたくて
たずねて来てもつらい夢だけ
ああ霧の中
夜明けが淋しい終着駅よ