黒い海峡 - 石原裕次郎
海峡の空を
星がひとつ飞んで
家を出たあの子が
はるばる越えた
汐路の涡に
红い花が红い花がしずむ
海峡の秋を
ひとり渡るかもめ
泪ぐむあの子の
さみしい颜が
乱れた文字の
残し文に残し文にダブル
海峡の月が
俺の眉にかかる
生きて呉れあの子よ
死ぬなと祈る
连络船の
黒い影も黒い影もゆれて