Gift - 石川智晶
僕の手がまだ力を持たないときに
在我还手无缚鸡之力时
授かったこの名前を
父母赐予我的名字
ごめんなさい 捨てたいと思ったこと何度もある
对不起 我曾无数次想要舍弃
砂場でずっと掘り続けた山
在沙地不断挖掘最终形成的高山
夕方の匂い 片手の先にあったはずのバビロン
傍晚的气息 手的前方 理应存在的巴比伦
片方の視界塗りつぶしたように
仿佛将一边的视野全部涂抹殆尽
いつしか自分の名前を演じるようになってしまった
不知何时起 渐渐能够完美诠释自己的名字
僕はこの世界のGIFTとして
我是作为这个世界的礼物
生まれたんだろうか そうだとしたら
而诞生于世的么 若真是如此
この花摘んだときに地上から離される理由を
当我采摘这朵花的时候 请赐予我离开这片土地的理由
花に教えるような誠実さ絶え間なく伝えていく
将我告诉花朵的那份诚实 传达给后世 永不间断
GIFTを与える人になりたい
我愿成为赐予礼物之人
紙一枚に僕がしてきたことを
将我至今做过的事
ひとつひとつ書いてみても
一个个写在一张白纸上
物語は満足しないもの
故事也不会圆满
すべての善悪を両手に知ったところで
即便双手掌握世间所有的善恶
誰かを簡単に泣かしてしまう事だってあるだろう
也还会有轻易弄哭他人的事情发生吧
僕はこの世界のGIFTとして
我作为这个世界的礼物
産声あげたその時はまだ
诞生于世之际
与えられた羽が重たすぎて
上天赐予我的羽翼 过于沉重
無意識に泣いたよ
故而毫无意识地嚎啕大哭
白い木綿の感触に包まれた瞬間
被纯白棉花的感触所包围的瞬间
ただの子供になれた気がする
才感觉我回到了普通的孩子
最初にもらったGIFTだ
那时我最初得到的礼物
僕はこの世界のGIFTとして
我是作为这个世界的礼物
生まれたんだろうか そうだとしたら
而诞生于世的么 若真是如此
この花摘んだときに地上から離される理由を
当我采摘这朵花的时候 请赐予我离开这片土地的理由
花に教えるような誠実さ絶え間なく伝えていく
将我告诉花朵的那份诚实 传达给后世 永不间断
GIFTを与える人になりたい
我愿成为赐予礼物之人
それこそGIFTだ
那才是真正的礼物