「こん{0502=に}ちわ、はじめまして!」(Salut, Enchantee!)
差し出した手を--
嗚呼…可愛い私のお姫様(Etoile) 小さな指で懸命{0502=に}握り返してくる
あなたの歩む道程が 輝くよう{0502=に}『星』(Etoile)と……
ある雨の朝…いつものよう{0502=に}少女が目を覚ますと…
寝具の横{0502=に}は優しい父親…そして大きな黒い犬が居た…
雨の匂い…くすぐったい頬…どこか懐かしい温もり…
小さな姉と大きな妹…二人と一匹…家族となった特別な朝……
星屑の革紐
作詞:Revo
作曲:Revo
歌:井上あずみ、YUUKI
声:大塚明夫、能登麻美子
BY:ZUKI QQ:153225322
嗚呼…私は星を知らない 遠過ぎる光は届かないなら…
嗚呼…僅かな視力でさえも 何れ失うと告げられている…
ごめんなさい…お母さん…この名前…(Excusez-moi...Maman...ce Nom...)
どうしても好き{0502=に}なんてなれないよ…(tu est-ce pas appreciable n'aimer)
嗚呼…ごめんなさい……(Ah...Excusez-moi..)
勇気を出して--
嗚呼…Pleutと屋外へ出たけど 歩く速度が抑違うから…
嗚呼…暗闇{0502=に}沈む世界では ちょっとした段差でも転んでしまう…
ごめんなさい…父さん…この両眼…(Excusez-moi...Pere...ce Yeux...)
どうしても好き{0502=に}なんてなれないよ…(tu est-ce pas appreciable n'aimer)
嗚呼…ごめんなさい……(Ah...Excusez-moi..)
細い革紐じゃ
心までは繋げないよ…愛犬(Pleut)が傍{0502=に}いたけど…私は孤独(ひとり)だった……
別々{0502=に}育った者が…解り合うのは難しい…
ましてや人と犬の間であれば…尚更の事である…
それからの二人は…何をする{0502=に}も何時も一緒だった…
まるで…空白の時間を埋めようとするかのよう{0502=に}…
姉は甲斐甲斐しく妹の世話を焼き…妹は姉を助けよく従った…
父の不自由な腕の代わり{0502=に}なろうと…何事も懸命{0502=に}…
其れは…雨水が大地{0502=に}染み込むよう{0502=に}しなやか{0502=に}…
根雪の下で春を待つよ{0502=に}…小さな花を咲かせるよう{0502=に}…
急{0502=に}吹いた突風{0502=に}手を取られ…革紐を離したけど…
もう何も怖くなかった…『見えない絆』(ほしくずのあれ)で繋がったいたから…
弱い姉だ--
それでも嗚呼…ありがとうね…妹(Pleut)が傍{0502=に}いたから…
私は何処へだって往けた……
大好きだよ…妹(Pleut)が傍{0502=に}いたから…私は強くなれた…
星空{0502=に}抱かれて夢を見た…あなたが産まれてきた朝の記憶(ゆめ)を…
銀色{0502=に}輝く夢の中…零れた砂が巻き戻る幻想(ゆめ)を…
嗚呼…何の為{0502=に}遣って来たのか…最期{0502=に}判って良かった--
忘れないよ…君と歩いた…暗闇{0502=に}煌めく世界を…
いつだって…嗚呼…人生は星屑の…輝きの中{0502=に}在ることを…
祈りの星が降り注ぐ夜 → 黒犬(Pleut)は静か{0502=に}息を引き取った…
悼みの雨が降り注ぐ朝 → 冷たくなった彼女の腹から取り出されたのは
光を抱いた小さな温もり → 黒銀の毛を持つ仔犬だった
--そして《物語》(Roman)の翼は地平線を軽々と飛び越えるだろう
やがて懐かしくも 美しき あの《荒野》の駈け廻る為{0502=に}……
「其処にロマンは在るのかしら?」