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见えざる腕

作者:
sound horizon
风格:
歌词
上传时间:
2017-01-02

  Sound Horizon - 見えざる腕

  詞曲:Revo

  歌:KAORI、REMI

  声:大塚明夫、若本規夫、保志総一朗

  眠れぬ宵は路地裏の

  淫らな牝猫(Chatte)に八つ当たりして…

  嗚呼…見えざるその腕で首を絞める…

  《夢幻影》(Fantastique)壊われゆく自我(Ego)の痛み…

  狂えぬ酔いは屋根裏の

  小さな居城(Chateau)を転げ回る…

  嗚呼…見えざるその腕の灼ける痛み…

  《幻肢痛》(Fantasme douleur)安酒を浴ぴて眠る…

  「…アルヴァレス将軍に続けー! 」

  黄昏に染まる古き獣の森に…

  戦場で出会った二人の男…

  金髪の騎士(Laurant)…赤髪の騎士(Laurant)…

  争いは廻り…屍を積み上げる…

  加害者は誰で…被害者は誰か?

  斜陽の影に刃は緋黒く煌めいて——

  片腕と共に奪[1001=わ]れた彼の人生

  仕事は干され恋人は出ていった…

  何もかも喪った奪[1001=わ]れた最低な人生(la Vie)

  不意に襲う痛みに怯える暮らし……

  「大抵の場合(le plus Souvent)…

  貴方はうなされ殴るから…

  私は…この侭じゃ何れ死んでしまう[1001=わ]…

  さよなら(Au revoir)…貴方を誰より愛してる…

  それでも…お腹の子の良い父親(Pere)には

  成れない[1001=わ]……」

  葡萄酒(du Fine)…発泡葡萄酒(du Champagne)…

  蒸留葡萄酒(De l'eau-de-Vie)…

  嗚呼…眠りの森の静寂を切り裂き…

  また奴が現れる——

  馬を駆る姿…正に 悪夢…赤い髪を振り乱して…

  奮う死神の鎌…

  首を刈る姿…正に 風車…緋い花が咲き乱れて…

  震う精神の針…

  闇を軽るく纏った——

  夢から醒めた現実は

  其れでも尚も悪夢(ゆめ)の中

  故に…その後の彼の人生は

  酒と狂気…廻る痛みの中

  左の頬に十字傷 赤く燃える髪に鳶色の瞳(め)

  奴を…殺せと腕が疼くのだ

  『見えざる』腕が疼くのだ……

  誰が加害者で…誰が被害者だ…

  死神を搜し葬ろう…

  「殺してくれる……!」

  騎士(Chevalier)は再び馬に跨がり…

  時は黙したまま世界を移ろう——

  異国の酒場で再び出逢った二人の男(Laurant)…

  隻眼にして隻腕 泥酔状態(Alcoolique)にして

  陶酔状態(Enivre joie)

  嗚呼…かっての蛮勇 見る影も無く……

  不意に飛び出した

  男の手には黒き剣(Epee Noir)

  周囲に飛び散った液体(Sang)

  まるで葡萄酒(Vin Noir)

  刺しながら…供された手向けの花の名(Nom)——

  「こんばん[1001=わ]」(Bon soir)

  抜きながら…灯された詩の名——

  「さようなら」(Au revoir)

  崩れ落ちた男の名はLaurant…

  走り去った男の名はLaurencin…

  もう一人のLaurantは…

  唯…呆然と立ち尽くしたまま……

  誰が加害者で…誰が被害者だ…

  犠牲者ばかりが増えてゆく…

  廻るよ…廻る…憎しみの風車が…

  躍るよ…躍る…焔のように…

  嗚呼…柱の陰には…少年の影が…

  鳶色の瞳で…見つめていた…

  「人生はままならぬ……されどこの痛みこそ、

  私が生きた証なのだ」

  復讐劇の舞台を降ろされ…

  男は考えはじめる…

  残された腕…残された人生…

  見えざるその意味を——

  杯を満たした葡萄酒…

  その味[1001=わ]いが胸に沁みた…

  「其処にロマンは在るのかしら?」

  「其処にロマンは在るのかしら?」

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