永久に-Suara
いとし君よ 土(つち)になれ 我(われ)は雲になろう
念(おも)いとけし雨 そなたに満たそう
いとし君よ 花になれ 我は太陽(ひかり)になろう
振り向かせし顔貌(かお)を 我に見せ隠さん
永久に流るる滴(しずく)かな
薄紅(うすべに)の頬(ほお)落ちて 光閉ざし影
永久に眠るる契(ちぎ)りかな
青白き人 傍に寄りて慰(なぐさ)むる
いとし君よ 海になれ 我は風になろう
穏やかにときに激(はげ)しく寄せ返さん
永久に叶わぬ 祈りかな
星屑(ほし?)の小舟(こぶね)にのせて 天(そら)に還す
永久に帰らぬ 過ぎし日よ
漆黒(しっこく)の髪梳(と)いて 此処に眠らんと
永久の別(わか)れに 袖(そで)振りて
霞(かすみ)逝(ゆ)く様(さま) 瞼(まぶた)閉ざし残らんと