六兆年と一夜物语(合唱男女12人)-日本ACG
作詞:kemu 作曲:kemu
名も無い時代の集落の
名も無い幼い少年
誰も知らない おとぎばなし
產まれついた時から
忌み子 鬼の子として
その身に餘る 罰を受けた
悲しい事は 何も無いけど
夕焼け小焼け 手を引かれてさ
知らない知らない
僕は何も知らない
叱られた後のやさしさも
雨上がりの手の溫もりも
でも本當は本當は
本當は本當に寒いんだ
死なない死なない
僕は何で死なない
夢のひとつも見れないくせに
誰も知らないおとぎばなしは
夕焼けの中に吸い込まれて
消えてった
吐き出すような暴力と
蔑んだ目の毎日に
君はいつしか そこに立ってた
話しかけちゃだめなのに
君の名前が知りたいな
ごめんね名前も
舌も無いんだ
僕の居場所は
何処にも無いのに
一緒に帰ろう
手を引かれてさ
知らない知らない
僕は何も知らない
君はもう子供じゃないことも
慣れない他人の手の溫もりは
ただ本當に本當に
本當に本當のことなんだ
やめないやめない
君は何でやめない
見つかれば殺されちゃうくせに
雨上がりに忌み子がふたり
夕焼けの中に吸い込まれて
消えてった
日が暮れて 夜が明けて
遊び疲れて 捕まって
こんな世界 僕と君以外
皆いなくなればいいのにな
皆いなくなればいいのにな
知らない知らない
聲が聞こえてさ
僕と君以外の全人類
抗う間もなく手を引かれてさ
夕焼けの中に吸い込まれて
消えてった
知らない知らない
僕は何も知らない
これからのことも君の名も
今は今はこれでいいんだと
だだ本當に本當に
本當に本當に思うんだ
知らない知らない
あの耳鳴りは
夕焼けの中に吸い込まれて
消えてった