『白虎』
平沢進
susumu hirasawa-2006- 09.
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西（にし）の海へ
阳（ひ）が沈（しす）むころ
老（お）いた汽笛（きてき）に目を覚（さ）ます魔人（まじん）
无知に绝（た）えた白い虎（とら）を抱き
二度（にど）と咲（さ）かぬ野辺（のべ）を焼き払（はら）う
駆けよ不浄（ふじょう）の地を蹴（け）り
胸になお白き虎（とら）よ
今一度来て
无知の原（はら）の人に示（しめ）せかの地を
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过ぎて悔やむ人の常揶揄（つねやゆ）し
「无駄（むた）」と夜に梦绝（ゆめた）やす魔人（まじん）
駆けよ不浄（ふじょう）の地を蹴（け）り
胸になお白き虎（とら）よ
今一度来て 无知の原（はら）の人に示（しめ）せかの地を
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