さよならは云わない - nicoten
横断歩道見送る道歩いて
まだ青に変わるまで
このままいよう
胸のささくれ煩わしい事さえ
ただ君が笑うだけで
忘れていたよ
ああ想いは
半分程も伝わらないな
このまま魔法が
解けなきゃいいのに
明日からの君に
どれだけ会えるのかな
さよならの言葉は
しまっておくから
晴れた空の光りで
またやさしい笑顔に会わせて
空が暮れて灯る明かり小さく
ただ二人の視界に
浮かんで消える
時が経って
分かることの多さに
いま季節が変わる度に
気付いてゆくよ
ああ命は
束の間に過ぎてゆくのだろう
終わりの向こうの
知らない景色を
この先の僕たちは
どれだけ見られるかな
さよなら云うのは
今度にするから
冷めた世界の闇で
せめていつもの声を聞かせて
君がくれた輝きの中で
僕は歌い続けるだろう
例え意味なんてなくても
このまま魔法が
解けなきゃいいのに
明日からの君に
どれだけ会えるのかな
さよならの言葉は
しまっておくから
晴れた空の光りで
またやさしい笑顔に会わせて
会わせて