作詞:桜井和寿
作曲:桜井和寿
紫色の渡り廊下で
顔のない男と出会う
僕の方を見て笑ってるから
別に怖くはないが歩けない
壁の絵画に2、3日前の僕の記憶が描かれてて
横にいるのが 多分 君だな
二階の老婆は患ってて
汚れた手 僕に差し出す
君はバッグを開けてピンクの
ガラス玉を渡して微笑む
それはなんだろう? きっとなんかを
表してる 隠喩(メタファー)なんだろう?
僕にもおくれよ 君のピンクで染めて
奇妙な夢の中から
僕らを覗いてみると
本当の二人より少しマシに見せてくれるよ
今 咽の奥の方から
思いをえぐり出してみるから
僕が手を引く夜においでよ
隣で眠る裸体の女が
不機嫌そうに寝返りを打つ
それが何故かは分からないけど
多分 僕に不満を抱いてる
今日は満月 外の方から
叫び声が聞こえてくる
泣いているのかなぁ?
よがり声だな きっと
恥じらいがあった昨日より
さらけ出した今日の方がより
多少黄ばんで見えたりしてるけど
愛しさは増えるよ
何したって構わないから
君の好きなようにしとくれよ
明日も僕の夢を壊してよ
思いを飲み込んだ昨日より
ぶちまけた今日の方がより
多少は黒ずんだりしてるけど
愛しさは増えるよ
今 咽の奥の方から
思いをえぐり出してみるから
僕が手を引く夜においでよ
おいでよ
終わり
終わり