片隅スマイル-近藤晃央
「優しさ」って それは姿のないもの?
それともそれぞれ姿の違うもの?
「見えないもの」それは存在しないもの?
それとも気付けずに見落としてるもの?
僕は僕の言葉で この気持ちを伝える
外側と内側で 言葉と気持ちが
はぐれてしまわないように
僕らはアイを探すけれど
本当はアイが僕らを探してた
見えないようで なくしたようで
本当は気付けば ここにあった
ここにあった
「消えないもの」それは完成したもの?
それとも未完成で残されてるもの?
形のないものなど 誰も名前を付けない
名もなきこの思いを 僕らは「i」と呼ぶ
どこへもいかないように
壊れるほどのアイがあって
包まれるようなアイがあって
姿は違えど 同じ名を持って
僕らだけのアイを 探してたんだ
探してたんだ
誰もがみな 自分自身のスタンダードの中心
答えはない それこそ問い
「ここにいるよ」と呼ぶ
その声は「記憶」のようで
僕らはアイを探すけれど
本当はアイが僕らを探してた
見えないようで なくしたようで
本当は気付けば ここにあった
探してたものは ここにあった
ここにあった