島みやえい子 - あすなろの木
作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子
編曲:京田誠一
★ VAN制作
ひのきになりたくて
若いあすなろは
都会に出てあわない 水を飲み
大人になりました
派手な暮らしの中
集まって来た人は
お金がなくなったとたん
蜘蛛の子を
散らすように 去りました
ふと よぎるのは 母の顔
ひのきになれなかった僕を
笑うかな
何もない ふるさとに
背を向けて来たけど
しあわせは しあわせは
そこにあった気がします
あすなろの木の下
誓いを立てた日々
幼い頃のように その幹を
抱きしめてみました
海から吹く風が
山の葉を揺らして
こんな僕をふるさとは
変わらずに
受け止めてくれました
ずっと 待っていたと 友の声
はりつめていた糸が切れて 涙声
追いかけた 夢を今
手放す時が来ても
生きていれば 生きていれば
また夢は見れるから
あたたかい ふるさとの
夕やけ空がささやく
あすなろは あすなろの
そのままでいいよと
おわり
おわり