断罪の月(「暗闇の果てで君を待つ」より) - 高橋広樹
作詞:大西真弓 作曲:冨田敦
深く深く堕ちる夜の火に
君はどこで怯えて震えてる
刻まれた記憶の痛みを繰り返し
頬をなぞる一雫
嗚呼 彷徨ってた千のヒカリが
孤独癒して
忘れないで 出来る事
僕は月華蝶(げっかちょう)
キミだけを守るため 舞い上がれ
闇を切り裂く翼で
抱きしめて強く甘く
キミの囁きが
生れ変わる力となる
たとえ最後でも離さない 幻さえ
刹那胸焦がせ 二人 今 まじわる宿命
愛に燃えた
薔薇一ひら
零れ落ちてく
蒼く蒼く染まる足跡を
飢えた月が嘆いて叫んでる
僕にふれてる無垢な白い指先に
絡み付いた罪の糸
嗚呼 すれ違ってく千の想いが
残酷煽(あお)って
なくさないで 生きる意味
僕は月華蝶
止まらない衝動を 解き放て
全て焼き払う炎で
貫いて ほら 優しく
キミの微笑みは
許し与える聖母(マリア)のよう
壊してしまいたい
もし解り合えないなら
愛ゆえ儚く
二人永久に眠る宿命(さだめ)
罪に塗れた
薔薇一ひら
零れ落ちてく
闇を切り裂く翼で
抱きしめて強く甘く
キミのぬくもりが
あふれる勇気へと変わる
果てなき未来はこの手次第
つかめるから
さぁ 手を伸ばして
二人 今 まじわる宿命(さだめ)
夜に咲いた
夢ひとひら
待ち続けてる