昴〈すばる〉
作詞者 谷村新司
作曲者 谷村新司
目(め)を閉(と)じて
何(なに)も見(み)えず
哀(かな)しくて
目(め)を開(な)ければ
荒野(こうや)に
向(む)かう道(みち)より
他(ほか)に見えるものはなし
嗚ゝ(ああ)
砕(くだ)け散(ち)る
宿命(されめ)の
星(ほし)たちよ
せめて密(ひそ)やかに
この身(み)を照(てら)せよ
我(われ)は行(ゆ)く
蒼白(あおじろ)き
頬(ほほ)のままで
我(われ)は行(ゆ)く
さらば昴(すばる)よ
呼吸(いき)をすれば
胸(むね)の中(なか)
こがらしは吠(な)き
続(つづ)ける
されど我(われ)が
胸(むね)は熱(あつ)く
夢(ゆめ)を追(い)い
続(つづ)けるなり
嗚ゝ(ああ) さんざめく
名(な)も無(な)き
星(ほし)たちよ
せめて鮮(あざ)やかに
その身(み)を
終(お)われよ
我も行く
心(こころ)の命(めい)
ずるままに
我も行く
さらば昴(すばる)よ
嗚ゝ いつの日(ひ)か
誰(だれ)かが
この道(みち)を
嗚ゝ いつの日(ひ)か
誰(だれ)かが
この道(みち)を
我は行く
蒼白(あおじろ)き
頬(ほお)のままで
頬(ほお)のままで
我は行く
さらば昴(すばる)よ
我は行く
さらば昴(すばる)よ