「灰桜」
作詞∶宝野アリカ
作/編曲:片倉三起也
歌∶ALI PROJECT
千切って幾千 わが心を
はらはら舞わせる 桜の花びら
差せども薄紅 積もれば薄墨
砕いて幾萬 この肉体を
ぱらぱら零れる 春の夜の霰
凍えた痛みは 裂けて痣となる
どうぞおひとりで お出掛けくださいませ
宵闇にけして 振り向くことなきよう
烟って幾筋 わが命よ
はらはら舞い飛ぶ 桜の花びら
天に届くまで 寄り添っておくれ
蛇の目傘閉じて 歩いていてください
その肩の先に ひとひら留まるまで
どうかおひとりで お出掛けくださいませ
夜風の随(まにま)に呼びます 貴方の名を
蛇の目傘閉じて 歩いていてください
その肩にそっと ひとひら融け入るまで