そよ風と背中-大橋歩夕
少し丸まった背中がとても好きで
本を読んでいるあなたを横で見てた
その頼りない手のひらに
私も包み込まれてることがある
寂しくなったならどこへだって飛んでいくね
朝には優しい陽ざし 夜は静けさを
その未来 ずっと笑顔で あふれますように
春が連れてきたそよ風 ほほをなでて
「大丈夫」と囁くから 歩き出せた
目が覚めて始めに浮かぶ顔は
どんな時も同じ顔なの
これから生み出せるモノがあなたを待ってる
幾度 怖い夢を見たとしても ほら 私がいるから
不安を断つ光になろう
季節が変わる度 強くなっていくあなたに
朝には優しい陽ざし 夜は静けさを
その未来 ずっと笑顔で あふれますように